年末の今日、このビールは今年を振り返るにはぴったり。
宮崎 Sunset Steam!(ミヤザキ・サンセットスチーム)
スチームビール特有の柔らかく口当たりの良いビールで、
アロマホップの爽やかな香りと軽快な苦味が入り混じるアフターテイストを演出します。
今年を振り返りながら、来年への思いを新たに出来る心地よいビールです。
勿論、新年に飲んでも良いでしょう!新年への抱負を語り合いたいものです(^^)
前回の好評のうちに終わった日向夏ラガーはじめ
宮崎のひでじビールは僕の大好きな造り手のひとつです。
あまり言っちゃいけないのかもしれませんが、
数年前からのクラフトビールブーム以前は、ひでじビールの評価は良くはありませんでした。
なんと!?「ひでえ地ビール」と言われていたそうです。
造り手さんたちにとっては屈辱的な評価だったと思いますし
「実際、 美味しくなかったんだろうね…」ということを造り手の人から聞きました。
僕ももし造り手のひとりだったとしたら夜も眠れず泣いていたでしょう…
でも、経営母体が変わり志のある造り手達が運営するようになってからというもの
見違えるように美味しいビールを造り出すようになっていきます。
この大きな要因は、自分たちのビール造りに対する姿勢を根本から見つめ直したということです。
看板商品でもあるラガースタイルのビールは、繊細な味わいが持ち味。少しの汚染でビールがダメになる。
彼らは衛生管理と品質管理に大きな問題があったということを見つけ出し、徹底的にそれらを改善することに力を注いだそうです。
ビールを醸造するタンクは毎回部品を分解し洗浄することを徹底的にやり、汚染を防ぐことに注力し更なる品質の向上に努めました。
そして更にビール醸造の技術を磨くことにより、ビールのコンペティションで数々の賞を受賞するようになっています。

僕はこの話を聞いていて、ビール造りだけではない僕たちの仕事にも言える大切なことを教えてもらったように思います。
今後も宮崎ひでじビールの活躍から目が離せないですね!
今回の樽生の詳細です。
■Miyazaki Sunset Steam(ミヤザキ・サンセット・スチーム)*限定ビール(ボトルビールは完売だそうです)宮崎県は年平均気温17.4℃と全国でも3番目の温暖な気候に恵まれています。
醸造所も山々の彩や薫風の変化を楽しめる季節となりました。
高く澄み渡る青空、南国の花の香り、夕映えに染まる美しい海、仰ぐ星空に時を奪われる・・
移りゆく季節感をビールで表現したい、恋しくもある夏の余韻を宮崎の地よりお届けしたい。
Miyazaki Sunset Steamは、通常低温で活動するラガー酵母を年平均気温に近い高温度帯で発酵させたカリフォルニアコモンビール※です。
麦芽の柔らかな甘みと香りを引き出し、スッキリとした飲み口を持たせました。
ホップのアロマが口の中に広がり、爽やかで強い苦味を残して喉の奥に消えていきます.
短かったあの夏の夕映えを懐かしみ、次の季節を迎えるための一杯、おひとついかがですか。
※カリフォルニアコモンビールは低温で活動するラガー酵母を用いて、エールのように高温で発酵させたハイブリッドスタイルビールです。
アルコール度数 :5%
麦芽、原料比率 :ピルスナーモルト・カラメルモルト
ホップ :ノーザンブルワー・サフィア
酵母 :カリフォルニアラガー酵母
仕込み水 :行縢湧水
IBU 35
今年もお世話になりました。
HOPS125は、お正月3日まで休まず営業してま〜す(^^)
ご自宅でも楽しめます。美味しい宮崎ひでじビールで新年を祝いませんか!?